三菱アイの電気自動車i‐MiVEにチョイ乗り−1
AUTO GALLERY NET / オートギャラリーネット(2006.11.21)
この記事中の疑問点。
「コルトEVではインホイールモーターで研究してきたが、i−MiEVでは、シングルモーター(つまりデフなどを持つ)で開発。これは、アイのプラットフォームを大きく変更しないで、EVとすることができる点と、インホイールとすれば、左右モーターの制御系がそれぞれ必要となり、それも統合制御させなければならない。つまり、製造コストが大幅に上がってしまうからだ。」「 47kWのモーターはひとつだけ。デフを使用することで、サスペンションや駆動系、コントロール系などを簡素化できるため、開発・製造コストは下げられる。」
とありますが,1960年代後半から電気自動車の研究開発を継続し,コルトEVではインホイールモーターで研究してきた三菱であるなら制御のノウハウはすでに持っていると推測されますし,デフやシャフトなどがない方が駆動系は簡素化され製造コストは下げられるのではないかと考えられます。それでもシングルモーターを採用したのは,生き残りをかけた三菱であるために開発期間を短縮し,他のメーカーに先駆けていち早く発売したいからなのではないでしょうか。
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