首輪をつけて調べた結果、10年以上続けて日本に来ているオオヒシクイがいます。プラスチック製の首輪が壊(こわ)れた後も、軽合金の脚環(あしわ)が付いたままの個体がいますので、寿命はそれより長いと思います。飼育下では30年近く生きられるそうです。
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★★ 解説 ★★
野生の鳥は一年目の死亡率が極端(きょくたん)に高いとされ、ガンでは最初の年に半分が死んでしまうというデータが残っています。小さいうちに死んだ個体も含めて平均で寿命(じゅみょう)を出すと、かなり短くなる計算です。しかし渡りを一往復経験したあとは、比較的長寿と考えられ、伝染病や狩猟(しゅりょう)の影響さえなければ15〜20年くらいは生きられると推測(すいそく)されます。
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