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ホーム > 15. オオヒシクイの成鳥と幼鳥の見分け方はありますか。前 - 次

 幼鳥の体や羽には、成鳥と比べて次のような特徴(とくちょう)が見られます。
(1)嘴(くちばし)のオレンジ色が薄く、境目がはっきりしません。
(2)脚(あし)のオレンジ色が薄く、灰色味を帯びています。
(3)胸の羽の表面が凹凸に見えます。
(4)肩の羽の先には丸みがあり、それらが集まってウロコの模様(もよう)に見えます。
(5)雨覆(あまおおい)の羽の先は不ぞろいで、ギザギザに見えます。

オオヒシクイ

★★ 解説 ★★
 ハクチョウの場合、幼鳥は灰色をしていますので一目でそれとわかります。オオヒシクイでは、幼鳥も成鳥も羽の色はほとんど変わりませんので、細かい点に注意する必要があります。秋にカムチャツカから来たばかりの頃は、割合区別は簡単です。しかし個体ごとの差も大きく、また、季節が進むと次第に成鳥と区別するのが難しくなります。
 (4)と(5)のところでは、成鳥の羽はその先端部分が台形の底辺のようにほぼ真っ直ぐになっています。また、白く縁取られていて、遠くから見ると雨覆(あまおおい)の先端は綺麗(きれい)に揃(そろ)って一本の線に見えます。

オオヒシクイ

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